全財産362円でヒッチハイク日本一周にチャレンジした大学生の話。
どーも。
おかしょー。です。
今回は僕の人生にとって、とても大きな経験となった旅のお話を書きます。
そう。ヒッチハイク日本一周です。
最高の1ヶ月間
もうお気づきかとは思うんですけど、今回のタイトルにある362円でヒッチハイク日本一周にチャレンジしようとしたのは僕です。
結論から言うと、この旅は25日間の本州一周(北海道もちょこっと)になりました。
今日はそんな最高の経験をした1ヶ月間について書きます。
きっかけはシンプルなもの
ヒッチハイクで日本一周しようと思ったプロセスはこんな感じです。
①大学1年の夏休み。人生初めてのヒッチハイクに挑戦しようと思い、広島から東京までヒッチハイクで行ってみる。無事成功。
②その後ちょくちょくヒッチハイクをやって、もっとヒッチハイクをやりたいと思う。
③大学1年の冬休みにヒッチハイクで九州一周してみる。無事成功。
④九州を制覇して日本中を自分の目で見て見たいと思うようになる。特に東北。
よし。ヒッチハイクで日本一周しちゃえ。
⑤大学1年の春休み。ヒッチハイク日本一周に挑戦。全財産は362円。
25日間で本州一周、北海道ちょこっと行くことに成功。
まぁざっとヒッチハイク日本一周を行うまでのプロセスを書くとこんな感じですね。
自分の目で日本中、特に東北を見て見たいと思ったのでヒッチハイク日本一周に挑戦しました。移動手段をヒッチハイクにしたのは、①多くの人と触れ合いたかったから②お金がなかったから。です。
disられることから始まった旅
362円。
僕が旅を始めた時に持っていた全財産です。
僕は日本一周することを多くの人に知ってもらいたいと思い、Twitterで発信しました。
そしたらいろんな人がリツイートしてくれたんですよ。
いやー。
嬉しい。嬉しい。
俺って人気者?有名人?って勘違いしちゃうほど。
本当に多くの人がリツイートしてくれました。
リアルでの友達はもちろん、友達以外もリツイートしてくれてたんでお礼を言いに、その人のアカウントに飛んだんですよ。
すると。。。
乞食www
人の金で旅。
日本一周ってのは建前だろ?
といった感じでめっちゃdisられていました。。。
今だからこんな感じで書けるんですけど、当時のメンタル崩壊具合は凄まじかったです。このツイートを見たのは旅を始めて2日目だったんですけど、その時は本当に旅を辞めようと思いましたね。
「俺ってほんまに旅していいのかな?」
「確かにお金ないのに旅するのって迷惑だよな」
「誰かに命狙われたらどうしよう」
いろんなネガティヴな感情が湧いてきました。
僕は自分で考えることはもちろん、多くの旅仲間に相談しました。
僕が旅をしていいのかどうかについて。
そして出た結論。
"この人たちが言っていることを全否定するのではなく、しっかりと受け止めた上で自分のやりたいことをやろう。旅を続けよう"です。
僕は半泣きになりながら旅を続けることを決意しました。
関西と言ったらラーメン!?
九州から旅を始めてさっそく関西に来ました。京都です。
京都では高校時代の同級生に会ったり、お寺を周ったりして観光をしました。
同級生と別れた後に、北上するためヒッチハイクを開始。
しかし一向に乗せてもらえない。。
するとヒッチハイクをしていた場所の後ろのお店から、女性が出てきました。
女性「何してるんですかー?」
僕「今ヒッチハイクで日本一周しています」
女性「そうなんだ!どこまで行くの??」
僕「滋賀の方に行きたいです!」
女性「あ!乗せて行ってあげるよ!」
といった流れで滋賀まで連れていってもらうことに。
女性に乗せてもらった後、女性の彼氏さんと合流しました。
すると、お二人が僕に「何か京都で食べたいものある?ご馳走するよ!」と言ってくださいました。
僕は「ラーメン!!」と即答しました。京都まで来てラーメンかよ。って思う方もいらっしゃるとは思います。そうです。僕は京都に来てまでラーメンが食べたいんです。
ということで「天下一品」に連れていってもらいました!!
天下一品最強に美味いですね。
僕の好きなとんこつラーメンであり、漬物食べ放題。
最高に美味しかったです。
何より、出会って数十分の若造をラーメン屋さんに連れて行ってくれて、滋賀まで送ってくださったお二人に心から感謝します。
本当にありがとうございました。
東京はお金がないと楽しめないってのは嘘。
関西から関東まで来ました。
そうです。日本の首都東京です。
よく言われることなんですけど、東京はお金があったら楽しい。
間違いないです。僕もそう思います。東京はお金があったら遊びまくれて楽しいんです。でも、僕は声を大にして言いたい。東京はお金がなくても楽しいよ!!と。
ってことで東京を楽しんで来ました。
お金がなくて暇だからフリーハグをしてみた。
待ち合わせ場所で有名なハチ公です。
僕、ミーハーなので記念写真と言ったらここだろ!と思いながら友達と写真を撮りました。
さぁさぁ、困った困った。友達と遊ぼうにも皆さんご存知の通りお金がない。
ってことでお金がかからないフリーハグをしてみました。
うん。いい感じ。
友達も一緒に。
いい感じに光が差していますね。
しばらくすると。
ハグしてくれました。
本当に幸せです。東京に来るまでに辛いこともあったけど、すっごく幸せを感じられた瞬間でした。
お金がないなら稼ぐしかない
フリーハグをして心がほっこりしました。
しかしあまりにもお金がないのでお金を稼ぐために写真を路上販売しました。
ちなみに写真の現像代は山口県で頂いたお金です。(写真を撮っていたら、通りすがりのおばあちゃんがバックパックについているダンボールを見て、お金をくださいました)
こんな感じで写真販売をしました。
3月の頭なのでかなり寒かったです。
結局5時間くらい路上販売をしました。
僕のことをおもしろがって話しかけてくださったマジシャン。
僕のことをフリーターだと感じて説教してくださったおばあちゃん。
写真は買わなかったけどお金をくれた人。
以前からお世話になっている旅の先輩。
SNSでは繋がっていたけど実際に会ったことがなくて会いに来てくれた子。
お茶とカイロとソイジョイを差し入れしてくれたお姉さん。
他にも写真はたくさんあります。
今回はこのくらいにしておきます。
東京は人が冷たいってよく言われますね。
僕もそう思っていました。そして冷たい人がいるのも事実です。
でも僕はこの路上販売・フリーハグで東京の温かさを感じました。
東京大好きです。
3.11の足跡 福島
関東を抜けて東北に到着。
僕が一番期待していた場所です。
最初は福島に行きました。栃木からトラックの運転手さんに乗せてもらって行きました。
トラックの運転手さんが、「せっかくならゴーストタウンって呼ばれてるとこ行くか?」と言ってくれたので僕は「はい!」と二つ返事で首を縦に振りました。
そして向かったゴーストタウン。(確か双葉町)
僕は基本的にヒッチハイクで乗せてもらった時には会話が途切れないように話をしまくります。車内を盛り上げようと。しかしこのゴーストタウンを通っている時は、会話をするのを忘れていました。
あまりの光景に呆然としました。
そこに存在するのは、
黒い袋に包まれた汚染物質。
バリケードがはられて入ることができないお家。
白い作業着を着作業員。
こんな不気味な光景を目にしたことはこれまでにありません。
テレビで見ていたのは迫力ある津波の光景など。
メディアが伝えなければいけないことって何なんだ。
すごく考えた瞬間でした。
もっと若者に夢を持って欲しい
"もっと若者に夢を持って欲しい。"
これは福島から宮城に向かう時に乗せてくれた女性が仰った言葉です。
僕はこの言葉を聞いて自分にできることはないのか?と考えました。
そして出た結論。「いろんな人の夢を動画に撮ってSNSで発信しよう。そしてその動画を一つにまとめて全国の学校に届けよう」というBest Lifeプロジェクトをスタートしました。
詳しくはこちらのアカウントをご覧ください。
夢を語ることはかっこいいということを一人でも多くの人に伝えたいと思っています。
雪がやばいよ岩手県
福島を抜けて宮城、岩手と来ました。岩手は岩木山SA。
東北の富士と言われる岩木山が見えるSAです。ここでの経験もまた面白いことに。
岩木山SAに着いたのが19時くらいでした。3月だったので辺りは真っ暗。ということでヒッチハイクは次の日にやることに。その日はSAでゆっくりしました。
朝起きるとびっくり。
なんと雪が降りすぎて、交通規制がかかり車がSAに入ってこれなくなっていました。
もちろんSAから出るのも不可。
ということでもう一泊岩木山SAで過ごすことに。
暇すぎて一人で雪遊びをしていました。
夜になってびっくりすることが。
なんとSAのパンやカレーを全部食べていいとのこと。
廃棄するのは勿体ないからということなのでパンやカレーをたくさんいただきました。
しかもSAの方々が近くの温泉に連れていってくれました。
SAで待機している人たちみんなで行きました。
楽しかったーーーーー!
本当に感謝感謝です。
北の大地北海道
岩手から青森、青森からフェリーで北海道に来ました。
北海道では地域おこし協力隊の方が北海道の厚沢部を案内してくださいました。
地域おこし協力隊についてはこちらを。
本当にお世話になりました。
ここであるエピソードを一つ。
北海道でお会いした方に君は362円でどうやってここまで来たの?と聞かれました。
すごくシンプルな質問ですよね。
僕は、「これまでいろんな人がお金をくださったり、食べ物を恵んでくださったのでここまで来ることができました。」と言いました。すると、彼が一言。「それは君の人柄のおかげだよ。」と言ってくださいました。僕は半泣きになったんです。ぶっちゃけお金をいただくことは嬉しいです。とっても助かります。でも後ろめたさもありました。最初の方で書いたように人のお金で旅しているようなもんですもん。そんな時こんな言葉をいただいたら、泣きそうにもなりますよ。
僕は思ったことをTwitterでつぶやきました。
すると。。。
HAPPYな頭してんな
ものごいのプロですね。はは
よくわかんねえけど死んでくれ
と言ったツイートをいただきました。
正直、またか。。と思いましたね。
このツイートにもあるように僕は僕にできることを全力でやっていきます。
まとめ
一回この辺で締めときますね。
ここまでどうでしたか?
長い!!!って思いましたか?
短い!!!って思いましたか?
正直今回書いた内容は旅のほんの一部にすぎません。
ここに書けないようなこともるので。笑
もしもっと話を聞きたいって方はTwitterやお問い合わせからメッセージください!
最高の話を熱くさせていただきます!
こんなのもやってます!
ヒッチハイク無料相談
これからヒッチハイクをやろうとしている方。
是非ご活用ください!!
長くなりましたが今回僕が伝えたかったことは一つ。
他人の目や声なんか気にせずに自分のやりたいことやろうぜ!!!!です。
僕は今日も僕らしく生きています。
最後まで読んでくださりありがとうございました!